軽貨物運送はフリーランスと専属契約どっちが稼げる？

助け合うビジネス！軽貨物運送のパートナー企業制

軽貨物運送業界は突発的な軽貨物運送依頼である、スポット案件と呼ばれるものがあります。これは荷主が急に荷物を送らなければならない時に、割高料金であることを承知で軽貨物運送ドライバーに依頼するというものです。こうした案件は一般的な軽貨物運送案件より単価が高い為、受注できればかなり稼ぐ事ができます。しかしスポット案件は突発的に発生するので、通常軽貨物を運送中に依頼が入ってしまうと受注する事が出来ません。かといってスポット案件だけを待ち続けていては稼働率が下がってしまい、かえって稼げなくなります。そこで軽貨物運送業界では、それぞれパートナー企業をつくり、自分で受けきれない案件に関してはパートナー企業へ紹介する。紹介されたパートナー企業は案件をこなした後に、紹介元の軽貨物運送業者に、中間マージンを支払うというお金の流れです。これにより一社で受けきれない案件を効率的にさばきながら、手数料もゲットできるという無駄の無いビジネスモデルが実現するというわけです。極めつけは自社で案件を抱えるだけで、運送手段を一切所有しない「水屋」という形態の軽貨物運送事業者も台頭してきています。複雑なように見える軽貨物運送業界のビジネスモデルも、知恵から生まれていると言うわけですね。